2021年度研究室活動の概要
2021年度出川真也研究室活動(概要)
2021年度は、コロナ禍が続く中、以下の通り、オンライン活動を中心としつつ、制限下において可能な範囲でのフィールド活動に取組んだ。
1.調査研究
(1)地域づくり団体の継承と組織文化・学習にかかわる研究構想策定
地域づくり団体の組織文化と教育・学習活動の相互影響関係を分析し、事業継承のメカニズムを明らかにするとともに、継承支援方法を検討することを目的とした研究構想を策定。科研公募へ申請(2022年度科研事業として採択)
(2)教育アセスメント研究
エンロールメント・マネジメント研究所業務として、参加型教育アセスメント及び実習教育アセスメント研究を実施。全国の関連大学(新潟青陵大学、愛知教育大学、京都女子大学、福知山公立大学、天理大学、岡山大学、長崎県立大学など)を訪問し、取材調査を行った。
2.教育活動
引き続きオンライン形態による授業環境の整備・開発・実施を進めた。
地域創生学部授業及び社会教育主事養成課程の両授業において、オンラインを用いながらも双方向でやりとりできる授業方法を考案。また、オンラインシステムを用いて、現地フィールドの実践者との相互交流活動も行った。
3.地域・社会連携活動、NPO活動
(1)社会教育士称号取得
高知大学の社会教育主事講習により当該称号を取得した。
(2)NPO法人里の自然文化共育研究所
独立行政法人国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」助成事業により、「遊びながら学ぶ田舎暮らし2021」を実施。理事長として、運営。全国3地域(新潟、滋賀、岡山)で活動を展開した。
また、さわやか福祉財団からの委託により全国自治体の福祉系助成事業の調査研究を行い、全国的な助成支援活動の動向をとりまとめた。
(3)塩竈市浦戸諸島における活動
浦戸桂島復興連絡協議会の里山保全・整備活動へのオンライン発信支援。ウェブサイト及び関連のパンフレットや学習のしおりなどの電子媒体作成を支援した。